呼吸

感情備忘録

5/21 自尊心

やたら高圧的な物言いをする講師て学校とか大学とか、そういうとこで何科目も受講してたら大体一人は見かけるなあて思いながらその一人の方の授業を今日も受けてて(これがまた内容が絶妙に薄いのを自分語りで水増しした感じで絶妙に受講意欲を削がれるものなんですけど)。

専門職柄、STとして臨床に出てる人or臨床にも出てるけど研究者色が強い人に大別されて、上の方はいわゆる後者の方なんですけど。

やっぱり学問を究められる方っていうのはそれだけ勉強に身を切れるからこその自尊心を持ってらっしゃるからこそそれが言動に現れるということがあるんだとは思うんですけど。

他にいらっしゃる後者タイプの講師の方も厳格な雰囲気と言動をされる方ながら物腰から柔らかさも伝わるのでむしろそれがすごいのかなあと思うなどしてるんですけど。

 

今日はそんなことを思考の外で考えながら授業を受けてしまってたんですけど「自尊心」って言葉は何とも取り扱いが難しいワードだなあと思ったのが本筋です。

とりあえずネット辞書で意味調べてたんですけど。

「自尊心…自分の人格を大切にする気持ち。また、自分の思想や言動などに自信を持ち、他からの干渉を排除する態度。プライド。」

…改めて見ると何か一つの語としてまとめるには前者と後者のニュアンスから受ける印象が違いすぎるので何とも言えない気持ちになったんですよねこれ

確かに「プライドが高い」って何か取っつきづらそうというかネガティブな印象が強いんだけど…

類似語とか調べたら「驕る」「自惚」「ナルシスト」とか出てくるんですよ…

片やwikiとか見てみたら自尊心は「自己肯定感のために必要な感情」だとされてるって出てくるんですよ…

高すぎる自尊心は驕りと関連性が高い、みたいな記述もあってそれは分かるんですよね

でも、こう、自尊心そのものにネガティブな意味を付加するのって何か変だなあて改めて。

自尊心を持つ=驕ることは良くないみたいな感じで自己肯定感持ててなさそうな人達に心当たりもあったもんで何かそういう短絡的な認識の浸透て怖いなあ…て思ったりしたわけでした。

 

 

私は能力が伴っていたとしても驕り高ぶる人は結構苦手だったりするんですけど自尊心が低すぎる人はそれはそれで嫌いです。

節度をわきまえられるタイプのオタクって結構な確率で能力が伴っているのに自尊心低い人が多かったりする印象が私はあるんですけど。

自分よりよっぽど人間的にしっかりしてる人達が自分より自信がない姿を見るのがすごくもやもやしてしまって。

だから「こういう長所がある!すごい!私筆頭に持てない人が沢山いる才能だよ(相対価値がある根拠の提示)!いやまじで羨ましいよ(私情)!自信持って!」みたいなことをよく言ったりしては場の空気を気まずくしたものです。

…なんで気まずくなるかってそう言ったら「でも私はそうは思わないからなあ」って返ってきて、それに対して「私は本当にすごいと思ってるからそう言ってんだろ」って食いついたら「でもねえ」みたいな流れができるからなんですけど。

思い出したら腹立ってきたんですけど。気まずい空気になるのおかしくない??

いやまあ自尊心がなくて自己肯定感が低い人ってそうなるんだろうなあってのは分かるんですけど…

 

STになって勉強と経験重ねたらそういう人達に対して効果的な対応ができたりするのかなあ…もう少し自尊心を引き出せるきっかけを作れたりするのかなあとか。

先週の認知行動療法といいエリクソンといい、勉強がてら触れていく話題でこの手のそれを見かける度にそんなことを考えたりもするわけでした。

大仰な上後付けも大概なんですけど、それが少しでも勉強に向かう理由になるなら少しでもそう思ったってことも垂れ流しておこうと思った次第です。